素人から見た和痛分娩
10/26の23:04。
無事に第一子おぎゃー!!!
いやぁー…
本当無事に産まれてくれて良かった!!!
(T ^ T)
うちの奥さんは助産師で、自分の出産を通していろいろ勉強していたようだ。
奥さんが選んだ『和痛分娩』。
麻酔を使って陣痛の痛みを和らげて、ゆとりを持った出産にする。
立ち合った僕がとても感じたことは…
妊婦さんにも、また付き添う旦那さんにとっても、とても落ち着いた気持ちでいろんなことを普通に話しながら赤ちゃんの誕生を待てる。
体力的にも精神的にもゆとりがあり、貴重であたたかい時間が過ごせる。
ということ。
もちろん考え方は様々だし、あくまでうちの場合。
和痛分娩のデメリットは…
体のかゆみ。
吐き気。
この二つは体質によるものらしく、平気な人は平気。
僕が病院にいた間の和痛分娩の流れは…
陣痛が5分間隔の時、背中に管を入れて、そこから下半身目がけて麻酔を少し入れて様子を見る。
15分くらいで、陣痛の痛みが和らぐ。
うちの奥さんの場合、お腹や腰ではなく肛門が痛かったようで、
奥さんの『肛門!』の掛け声で僕が服の上から肛門に拳をグッと押し当て、奥さんが深呼吸すること約1分。
喋れないほど痛くて唸ったり叫んだりすることは全くなかった。
陣痛の度、
『肛門!』
『はいっ!』
『肛門!』
『はいよっ!』
の繰り返し。笑
肛門拳!!!
少しずつ麻酔の量を増やしながら様子見。
すると体が冷えて、下半身や手が軽く痺れてきた。
なので、肛門拳の間に下半身と手のマッサージ。
麻酔の量が増えた
+
横になっていて上半身の位置が低かった
+
体質
で、吐き気が出てくる。
陣痛よりこの吐き気が辛そうだったなぁ。
しばらくうぷうぷして、最終的に自分で指を口に突っ込んで全部吐く。
楽になった奥さんが、
『出産前にサバはダメだったな…』
サバを食べてたらしい。笑
和痛分娩を自らの体で体験し、体にどんな変化が起きていくのかを他のスタッフさんやドクターに逐一報告。
今後の参考にしているみたい。
昼に入院してから約11時間。
陣痛はまだ弱いけれど、子宮口が開いたため、分娩室へ移動。
分娩の準備のため、僕は一度ロビーへ出て待機。
スタッフさんに一声かけて、待機中にトイレへダッシュ!!
緊張ピークだし、念の為。
戻ってきてすぐ分娩台の側へ案内していただき、奥さんの頭の方に立ち、奥さんの頭を支える。
息んでいる時に頭を支える役目以外は、何も出来ない。
(; ̄O ̄)
分娩台の上で計器の数値を見ながら、専門用語で院長先生やスタッフさんといろいろ話し、タイミングを見て息む!!!
邪魔になりたくないから、僕は口をつぐむ。笑
首や体にへその緒を巻いてはいたが、院長先生が解いてくださり、5~6回目の息みでおぎゃー!!!
赤ちゃんはスタッフさんが預かってくれて、続いて胎盤登場!
僕は血とか弱い人だけど、胎盤見ても平気だった…。
巨大なレバーみたいな感じ。
目の前の出来事が非現実的で、なかなか実感湧かず。
(°_°)
でも嬉しいことに間違いない!!!
体を拭いてもらった赤ちゃんを挟み、3人で記念撮影(≧∇≦)
産後の処置のため、僕は一度部屋を出て、処置が終わって部屋に戻り、頑張ってくれた奥さんに感謝を伝えた。
奥さん、激しい睡魔と疲れで寝てしまい、僕は深夜に帰宅。
興奮してるけど放心状態でしばらく眠れず。
赤ちゃんが産まれたのを実感出来たのは、翌日の病室での添い寝中。
やーーー
めっちゃかわいい!!!!
ヽ(;▽;)ノ
つづく。
おめでとう!無事の誕生、良かったね~! ママもパパも赤ちゃんも頑張ったね!
和痛、私は大いに賛成。私自身、上の子はアメリカで無痛分娩だったけど超ラクだったし、体力消耗しないで済んだから入院期間が短くても大丈夫だったよ。
奥様も患者側の体験を冷静にレポートできるなんて、和痛だからこそだよね(^^)
痛かろうと痛くなかろうと、生まれた子供は可愛いよね。生みの苦しみなんて軽い方がいいに決まってるよ~。
始めまして(*^^*)
同じ医療関係者として働くママナースです🎵
楽しく拝見させてもらってます✨
私は立ち会い出産で普通分娩を経験しました。
旦那さんと二人で乗り越えた分、とても赤ちゃんがいとおしく、夫婦の絆も強まった気がします✨
痛みがあるにもないにも関わらずどちらにおいてもこの体験は夫婦生活において忘れることができないかけがえのない宝物になりましたね✨
あやさん
ありがとうございます!!
日本ではまだ和痛分娩は全体の1割くらいらしいですね!
大きな痛みを伴うことでのリスクもあるようですし…。
もっと正しい知識が一般的に広まるよう、僕らも自分たちの経験をいろんな人に話していきたいです!
なおみさん
コメントありがとうございます!!
立ち会い出産、僕も本当大事だと思いました!!
男側からすると、赤ちゃんが生まれた実感は、きっとお母さんが実感を抱くよりも遅くて鈍い。
里帰りして、赤ちゃんが生まれてもしばらく旦那さんと別々に生活していたら余計ですよね。
出産の場面を二人で体験すると、男側も実感が湧きやすく、命がけで頑張ってくれていた奥さんの姿や声は絶対忘れないんで、それをふと思い出す度に、『パートナーを大切にしよう』という気持ちもより強くなるのでは。
本当に貴重な体験。
出産に立ち会わないのはもったいない!(>_<)